- 単行本: 173ページ
- 出版社: 新風舎 (2005/09)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4797471573
- ISBN-13: 978-4797471571
- 発売日: 2005/09
- 商品パッケージの寸法: 18.6 x 12.8 x 1.8 cm
お父さんは太陽になった―ガン闘病47日間の記録レビュー
5つ星のうち 4.0語り尽くせない語り尽くさない
投稿者 えんえ 投稿日 2005/10/23
形式: 単行本
死ぬのは怖いです。自分という存在が無くなってしまうのだから。
どんなにか忘れまいとしまっておいた思い出も、
これからこんな風になったらなぁ、なんて思い描いた希望も
全て無に還ってしまうのだから。
でも、大事な人が逝ってしまうのはもっと怖いです。
話す事も触れる事も、見つめあう事もできません。
どうしてあの時、あんなことを言ってしまったのだろう、
どうしてあんなふうに接してしまったのだろう、
どうしてあれが最期と分からなかったのだろう、、、
悔やんでも、取り返しの付かないことと分かりつつ
それでも今はいない、その存在を必死で追い掛けます。
この本の著者であり、二人の男の子のお母さんであり、
そして、コウちゃんの大事な人である、まどかさん。
まどかさん、ありがとう。
私も、今、とても大事な人たちがいます。
もう逝ってしまった大事な人たちもいます。
人はいつか死ぬ、と分かっていてもやっぱり
恐ろしい時もあります。
でも、大事だと、本当に愛おしいと、
ずっとずうっと思い続けられる、そんな人たちに
出会えた事が幸せだと、この本を読んで思いました。
ありがとう。
5つ星のうち 5.0考えさせられました
投稿者 digiko 投稿日 2005/12/27
形式: 単行本
大恋愛を経ての結婚、二人の子どもの誕生、幸せな結婚生活はたったの7年。そこに突然のご主人への末期がん宣告。36歳で急逝。あまりに残酷な出来事だと思う。かわいそうなんて軽々しくは言えない。
ご主人を支えた著者の愛情、心の通い合い、強い絆、大切な血を分けた家族の話がこの本の主題です。
私も、心から大切に思える大事な大事な人と出会いたいと思いました。
投稿者 M&A 投稿日 2005/10/13
形式: 単行本
普段なら2時間もあれば読み終えてしまうページ数の本なのに、なかなか進まない。進められない。
1ページ、1ページ。一つ一つのさりげない愛の言葉に、いちいち立ち止まってしまう。かみ締めたくなる。まだ読み終えてもいないのに、ページを戻して読み返したい箇所がたくさんある。暖かい愛と強い絆がぎっしり詰まっている。
理屈抜きで、心にズドンと届く本。大人が堂々と涙してしまう本。
病魔への悔しさや若すぎる死への悲しみだけではなく、堂々と生き抜いく強さへの感動や、深く刻まれた愛情への敬意。さまざまな想いが胸の中でうずまくと、ただただ涙がこぼれてしまう。
やっと読み終えたとき、私の愛する人が帰宅した。玄関まで走っていって、「お帰り」と声をかけた。さりげないの生活の中に、めいっぱいの愛を込めよう。一緒にいられる限られた時間の中で、できるだけたくさんの想いを伝えよう。
そんな風に愛の背中を押してくれる本。大手を振って、「大好きだよー!」と愛する誰かに伝えたくなる本。
ただただ単純に、愛することを応援してくれる素敵な本。
5つ星のうち 5.0大切なものを大切に
投稿者 もも2 投稿日 2005/10/19
形式: 単行本
こんなに読んだ後でも気づけば思い出す本はありません。悲しいというか、ありきたりに「悲しい」ではすまない何かがこの本にはありました。読んでいて喉元が熱くなる本です。自分がまどかさんだったら果たして夫に同じことをしてやれるだろうか。夫は強くいれるだろうか。短い夫婦生活だったかもしれないけど二人が出会ったのは運命であって、彼を支えるためにまどかさんは選ばれた人なんだと思いました。私も日々気づかなかった大切なものを幸せと感じ生きていきたいです!この本に出会えた私も運命、この気持ちを大切にします。
5つ星のうち 4.0辛くて、苦しくって、美しい。
投稿者 こむ 投稿日 2007/7/13
形式: 単行本
こんなに泣いたのは久しぶり。
涙もろい自分が絶対に読まないと決めていたエッセイだったけど、
読み出したら止まらなかった。
苦しくて、痛くてどうしようもない。
読みきるのは正直しんどい、体力がいる。
けどこの本は読んでよかったと思った。
ただの闘病記じゃなくて、
家族全員で闘った日々の記録だし、
かけがえのないものを教えてくれるきっかけになった。
普段の生活がいかに幸せか気付かせてくれる大事な大事な一冊だと思う。
5つ星のうち 5.0胸が詰まります・・
投稿者 岸和田博士二号 投稿日 2007/5/5
形式: 単行本
私は、親孝行し恩を返す前に父を亡くしました。
愛する家族を亡くす気持ちは痛いほど分かる。
家族を愛するご夫婦なだけに、無念だったろうと胸が痛む。
奥様のいつでも明るさを失わない対応に涙を禁じ得ません。
願わくば、これからずっと無事日々を過ごされん事を祈りたい。